血液検査で Mcv って何

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    血液検査で MCV という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。MCV とは、平均赤血球容積の略で、赤血球の平均的な大きさを表す指標です。赤血球は、血液中に含まれる血球の一種で、酸素を全身に運ぶ役割を担っています。MCV は、貧血の種類を調べる際に役立つ指標のひとつです。

    MCV は、以下の計算式で算出されます。

    MCV = ヘマトクリット値(%) ÷ 赤血球数(106/mm3) × 10 

    ヘマトクリット値は、血液中の赤血球の占める割合を示す指標です。赤血球数は、血液中に含まれる赤血球の数を示す指標です。

    MCV の基準値は、年齢や性別によって異なります。

    年齢性別基準値(フェムトリットル)
    0~6 歳男性62~82
    0~6 歳女性62~82
    7~12 歳男性72~82
    7~12 歳女性72~82
    13~18 歳男性74~84
    13~18 歳女性74~84
    19~50 歳男性76~86
    19~50 歳女性76~86
    51~65 歳男性77~87
    51~65 歳女性77~87
    65 歳以上男性78~88
    65 歳以上女性78~88

    MCV の値が基準値よりも小さい場合は、小球性貧血の可能性があります。小球性貧血とは、赤血球のサイズが小さいために、酸素を運ぶ力が低下した状態です。鉄欠乏性貧血やサラセミアなどが小球性貧血の原因として挙げられます。

    MCV の値が基準値よりも大きい場合は、大球性貧血の可能性があります。大球性貧血とは、赤血球のサイズが大きいために、血液がドロドロになり、血液が流れにくくなった状態です。ビタミン B12 欠乏や葉酸欠乏などが大球性貧血の原因として挙げられます。

    MCV の検査は、血液検査で行うことができます。血液検査では、静脈から血液を採取して、検査に必要な成分を測定します。

    MCV は、赤血球の平均的な大きさを表す指標です。MCV の値によって、貧血の種類を推測することができます。MCV の値に異常がある場合は、医師に相談して原因を調べることが大切です。

    • MCV

    • 平均赤血球容積

    • 血液検査

    • 貧血

    • 小球性貧血

    • 大球性貧血

    • 鉄欠乏性貧血

    • サラセミア

    • ビタミン B12 欠乏

    • 葉酸欠乏

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