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RDWとは、Red Blood Cell Distribution Widthの略で、赤血球分布幅のことを指します。血液検査の一種で、赤血球の大きさのばらつきを測定するものです。
RDWは、自動血球計数装置で測定されます。この装置は、血液を薄めて、赤血球のサイズや数を測定します。RDWは、赤血球のサイズのばらつきを示す指標です。
RDWの基準値は、11.5~13.8%です。この範囲内であれば、赤血球の大きさのばらつきは正常と考えられます。
RDWが高い場合、赤血球の大きさのばらつきが大きいことを示しています。赤血球の大きさは、造血器官で作られる際に、遺伝子や栄養状態などの影響を受けて決まります。RDWが高い原因は、以下のようなものが考えられます。
- 貧血
- 骨髄の異常
- 炎症
- 肝疾患
- 腎疾患
- 鉄欠乏症
- ビタミンB12欠乏症
- 葉酸欠乏症
RDWが低い場合、赤血球の大きさのばらつきが小さいことを示しています。RDWが低い原因は、以下のようなものが考えられます
- 鉄欠乏症
- ビタミンB12欠乏症
- 葉酸欠乏症
RDWは、貧血の診断や分類に役立つ指標です。貧血は、赤血球の数が減少したり、赤血球のヘモグロビン濃度が低下したりすることにより引き起こされます。
貧血には、以下のようなものがあります。
- 鉄欠乏性貧血
- 溶血性貧血
- 再生不良性貧血
- 貧血性骨髄腫
RDWは、これらの貧血の種類を区別するのに役立ちます。
RDWは、貧血以外の疾患の診断にも役立つ指標です。
- 骨髄の異常
- 炎症
- 肝疾患
- 腎疾患
RDWは、赤血球の大きさのばらつきを測定する指標です。RDWが高い場合や低い場合、貧血やその他の疾患の可能性があるため、医師に相談することをおすすめします。
- RDWとは
- 血液検査
- 赤血球分布幅
- 基準値
- 高値
- 低値
- 貧血
- 骨髄の異常
- 炎症
- 肝疾患
- 腎疾患
- 鉄欠乏症
- ビタミンB12欠乏症
- 葉酸欠乏症
RDWは、血液検査の基本的な指標の一つです。RDWの値を理解することで、自分の健康状態をよりよく把握することができます。
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