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血液検査には、さまざまな検査項目があります。その中で、Glu という検査項目はよく見かけるのではないでしょうか。Glu とは、血液中のブドウ糖の量を表す検査です。Glu は、糖尿病の診断や治療に重要な検査です。
Glu は、グルコース(glucose)の略です。グルコースは、ブドウ糖とも呼ばれ、体にとって重要なエネルギー源です。グルコースは、食べ物に含まれる炭水化物から生成されます。
Glu の基準値は、以下のとおりです。
- 空腹時血糖:70~110mg/dL
- 食後2時間血糖:140mg/dL未満
Glu が高い状態を高血糖といいます。高血糖になると、さまざまな症状が現れることがあります。
- 多尿(尿量が増える)
- 多飲(水を飲む量が増える)
- 体重減少
- 疲労感
- 集中力低下
- 視力障害
- 皮膚症状
高血糖は、糖尿病の代表的な症状です。糖尿病は、インスリンの分泌不足やインスリンの効きが悪くなることで起こる病気です。インスリンは、血液中のグルコースを細胞に取り込ませるホルモンです。インスリンの分泌不足や効きが悪くなると、血液中のグルコースが増えて高血糖になります。
Glu が低い状態を低血糖といいます。低血糖になると、さまざまな症状が現れることがあります。
- 空腹感
- 冷汗
- 手足の震え
- 頭痛
- めまい
- 視力障害
- 意識障害
低血糖は、糖尿病の治療薬の副作用や、インスリンの過剰投与、空腹状態が長時間続いたことなどで起こることがあります。
Glu は、血液中のブドウ糖の量を表す検査です。Glu は、糖尿病の診断や治療に重要な検査です。Glu が高い場合や低い場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 血液検査
- Glu
- グルコース
- ブドウ糖
- 糖尿病
- 高血糖
- 低血糖
- インスリン
- 空腹時血糖
- 食後2時間血糖
Glu は、血糖値の簡易測定に用いられる血糖測定器でも測定することができます。血糖測定器は、薬局やドラッグストアで購入することができます。ただし、血糖測定器で測定した血糖値は、医療機関で測定した血糖値と若干異なることがあります。そのため、Glu の値に異常がある場合は、医療機関で測定してもらうことをおすすめします。
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