Table of Contents [Show]
MCVとは、平均赤血球容積のことで、赤血球1個あたりの平均的な大きさを表す指標です。血液検査で得られる赤血球数とヘモグロビン、ヘマトクリットの検査データから算出されます。
MCVは、貧血の種類を調べる指標の一つであり、MCH(平均赤血球ヘモグロビン量)、MCHC(平均赤血球ヘモグロビン濃度)とともに、どの種類の貧血であるかを推測するのに役立ちます。
MCVは、平均赤血球容積のことで、赤血球1個あたりの平均的な大きさを表す指標です。血液検査で得られる赤血球数とヘモグロビン、ヘマトクリットの検査データから算出されます。
計算式は、以下のとおりです。
MCV = ヘマトクリット値(%) ÷ 赤血球数(106/μL) × 10
MCVの基準値は、以下のとおりです。
- 男性:80~96fl
- 女性:78~94fl
MCVの異常値は、以下のとおりです。
- MCVが高い:巨赤芽球性貧血、肝障害、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症
- MCVが低い:鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、慢性疾患による貧血
MCVは、貧血の種類を調べる指標の一つです。MCVの値と貧血の種類は、以下のとおりです。
MCVの値 | 貧血の種類 |
---|---|
高値 | 巨赤芽球性貧血、肝障害、ビタミンB12欠乏症、葉酸欠乏症 |
低値 | 鉄欠乏性貧血、溶血性貧血、慢性疾患による貧血 |
MCVは、血液検査で調べることができます。採血は、通常、肘の内側から行われます。採血後、検査結果が出るまで数日かかります。
MCVは、貧血の種類を調べる指標の一つですが、貧血の診断には他の検査も必要です。また、MCVは、検査方法や検査機器によって多少の誤差が生じることがあります。
MCVは、赤血球の平均的な大きさを表す指標です。MCVの異常値は、貧血の可能性を示唆します。MCVの異常値が見つかった場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
- MCV
- 血液検査
- 貧血
- 鉄欠乏性貧血
- 溶血性貧血
- 慢性疾患による貧血
- 巨赤芽球性貧血
- 肝障害
- ビタミンB12欠乏症
- 葉酸欠乏症
MCVは、血液検査で調べることができる指標です。MCVの異常値は、貧血の可能性を示唆します。MCVの異常値が見つかった場合は、医師の診察を受けることをおすすめします。
0 コメント