血液検査のldとは

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    LD(乳酸脱水素酵素)とは、体内のさまざまな組織に存在する酵素です。主に肝臓、心臓、筋肉、赤血球に多く存在します。LDは、糖質をエネルギーに変える際に働く酵素で、細胞が壊れると血液中に漏れ出します。

    血液検査でLDの数値を測定することで、肝臓や心臓、筋肉などの臓器の状態を調べることができます。

    LDの正常値は、年齢や性別によって異なります。

    年齢男性女性
    1~14歳140~240 U/L120~220 U/L
    15~64歳120~245 U/L110~225 U/L
    65歳以上135~260 U/L125~250 U/L

    LDが高い場合、以下のような原因が考えられます。

    • 肝臓の病気(急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝がんなど)
    • 心臓の病気(心筋梗塞、心不全など)
    • 筋肉の病気(筋ジストロフィー、横紋筋融解症など)
    • 溶血性貧血
    • 感染症
    • 薬の副作用

    LDは、5種類のアイソザイムに分類されます。

    アイソザイム主な存在部位
    LDH1心臓
    LDH2肝臓
    LDH3骨格筋
    LDH4赤血球
    LDH5

    LDのアイソザイム分画は、障害臓器の推定に役立ちます。

    LDの検査を受ける際は、以下の点に注意しましょう。

    • 検査前日と当日は、激しい運動や飲酒を控える。
    • 検査前日は、十分な睡眠をとる。
    • 検査当日は、空腹状態で採血を受ける。

    LDは、体内のさまざまな組織に存在する酵素です。LDの数値が高い場合、肝臓や心臓、筋肉などの臓器の病気が疑われます。

    LDの検査を受ける際は、検査前後の注意点を守り、正確な結果を得るようにしましょう。

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    • 高値
    • 原因
    • アイソザイム
    • 検査を受ける際の注意点

    LDは、体内のさまざまな組織に存在する重要な酵素です。LDの数値が高い場合、肝臓や心臓、筋肉などの臓器の病気が疑われます。

    LDの検査を受けることで、早期発見・早期治療につなげることができます。

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